「無理です」「できない」「ダメです」…こういうことを軽々しく口にする方がおります。当院では「無理」という言葉は禁句です。
無理という言葉の対義語は「可能」。無理という言葉を発するということは「不可能」と宣言しているのと同じことで、単なる諦めであり、甘えです。諦めているのであれば、抑も施術などやる意味がありません。私は、現在の新脊椎調整法に切り替えてからは、どんな症状でも諦めたことはありません。常に寸分の妥協もせず、集中力と感覚を自身の極限まで研ぎ澄まし、全力で施術に取り組んでいます。それだけ真剣です。なので、諦めるのであれば初めから来ていただかなくて結構です。諦めている人の為に時間を割く位だったら、他に真剣に悩んでいる人を一人でも多く受け入れて差し上げたいのです。
病気になる原因は、すべて自分にあります。人のせいではありません。それと同時に、治癒機能という治るシステムも自分の体の中に確実に存在するのです。その事実から目を背け、無理と嘆くばかりの人に真の回復は望めません。また、然程難しい訳でもない施術後の注意事項さえ守れない(守らない)のであれば、良くなることを望まないでください。今まで刷り込まれてきた間違った健康知識をいつまでも引っ提げていても無意味です。
入浴で体を温めて腰痛が治りましたか?湿布を貼って肩こりが治りましたか?電気毛布を使用して冷えが改善されましたか?サプリメントや健康食品を食べて病気が治りましたか?それらがすべて無意味であったが為に今現在も悩み苦しんでいるということに、いち早く気付いてください。
一人でリアカーを引いて坂道を上る時、後押しがあれば今の半分の体力で前進できます。荷台の上の荷物が重ければ重いほど、リアカーを引く者も後押しする者も負担が重くなりますが、それでも従来の半分の力で前進するでしょう。リアカーを引くのは患者さん、後押しするのは治療家、荷台の重さは症状の重さ、と、考えてください。
無理と嘆きたくなったら「難しい」といいましょう。難しいからこそ挑戦する価値があるのです。「簡単なことに挑戦する」とはいいません。「かつての健康を取り戻す」「あの頃の自分に…」という目標を明確に設定してください。
愚痴や文句をいっても症状は悪化するだけです。例え少しでも望みがあるのならば、愚痴をこぼさず、甘えず、本気で自身の回復力に懸けてください。当院は、前向きな方のバックアップを惜しみません。落ち込めという意味ではありません。もっともっと今以上に自身の体と真剣に向き合ってください。
厳しいことを記述しましたが、私が申し上げることを素直に遵守し、自分の体に自信が持てるようになった人もたくさんいます。今朝も70代の女性から「長年の下痢や難聴がなくなった。とにかく調子がいい!」と、歓喜のお電話を頂戴しました。症状が改善されることも大事ですが、当院の施術を通して、迷いなく本来の健康を取り戻し、明るく前向きに生きられることを切に願うばかりです。
2015年12月21日 07:30