健康に勝る宝なし
台風が9号、10号と立て続けに発生し、日本列島を襲いました。中でも、今回の台風10号では多数の方が犠牲になるなど、東日本大震災からの復興半ばの東北地方に大きな爪痕を残しました。台風の前後には何とも云われぬ体調不良、いわゆる不定愁訴を訴える方が非常に多く、特に頭重や頭痛、肩こりなどの症状が多く見受けられますが、これは低気圧により脳が膨張を起こす為で、個人差によって様々な症状を引き起こします。特に古傷に影響を与えることが多いようで、私はここ数日間、顔面の骨折痕に鬱陶しい疼痛が続きました。
全ての体調不良を天候のせいにするのは問題ですが、天候と体調不良は全く無関係という訳ではありません。今日で8月も終わり、夏も終焉を迎えようとしています。昨今は10月半ば辺りまでジリジリと暑い日がありますが、それでも朝夕の空気は涼し気になり、確かな季節の移り変わりが実感されます。それと同時に人間の体調にも大小様々な変化が起こります。
季節の変化に対応する為には、古来より季節のもの、旬のものを食べるのが一番といわれています。最近は冷凍食品などレトルト食品の普及により、食卓から季節感が消えつつあります。我が国の食料自給率の低迷をみても、日本人が積極的に旬の食材を食べているとは思えません。
正しい食事は正しい体を作ります。今の食事が、自身の5年後、10年後の健康、家族の健康を左右します。健康に勝る宝なし。安全な国産の食品を食べ、強靭な健康体を目指しましょう。
2016年08月31日 09:01