寒冷アレルギーの症例
数日前から冷たいものに触れると痒みが発症したり、冷たいものを食べると口腔内に蕁麻疹が起こるという不思議な症状を訴える女性が来院。詳細については割愛しますが、この女性の場合、迷走神経系の障害の結果として起こった症状と判断して調整をしたところ、施術後は保冷剤を握っても痒みが起きなくなりました。施術から1ヶ月が経過した現在に於いても、以前のような症状は起きていないそうです。 しかし、このような症状については一体どこへ相談したらよいのでしょうか。皮膚科を受診すればいいものか口腔外科を受診すればいいものか、判断に困ります。病院や整骨院、鍼灸院、カイロ、整体ではどのような見立てをするのでしょうか。症状は結果であり、結果には必ず原因があります。原因(メジャー)をどのようにして特定するのか、原因と結果の因果関係を炙り出すことが重要であり、それらを正確に判定する技術が、筋肉反射テストです。正確な検査なくして結果の出る施術は不可能です。正確な検査をしない施術はギャンブルです。体は治ろうとしています。私の施術は不思議なことでもなければ奇跡でもありません。また、私はいわゆるゴッドハンドでもありません。手技療法家は、体の声に耳を傾ける必要があります。皆さんも症状に一喜一憂せず、冷静に自身の体と向き合い、症状の意味するところを理解することを意識してみてください。それが、回復の第一歩です。決して難しいことではありません。
2019年07月26日 06:19