今夏大流行の夏風邪
今年は猛暑だというのに、鼻水や咳、発熱などでひどく苦しんでいる方が連日のように来院されます。これらは単なる夏風邪ではなく、ヘルパンギーナによる手足口病、及びプール熱によって起こる症状です。これらの症状は保育施設で集団感染が目立っているらしく、事実、感染者の殆どが幼児ですが、保護者や家族も罹患するケースが後を絶ちません。今年は異常な程の猛暑といい、奇妙な台風といい、流行病といい、不吉を思わせる自然の事象が目立つように感じます。一口に手足口病やプール熱といっても、その原因となるウイルスは多種に渡ります。それらの感染原因を筋肉反射テストで検査していくと、エコーウイルス、アデノウイルス、コクサッキーウイルス、エンテロウイルス、などに細分化されます。当院で圧倒的に多いのが、エンテロウイルスです。これらがどの器官を侵し、症状化しているのかを更に筋肉反射テストで深く探っていき、全身が正常化するポイントを特定し、調整をします。殆どの方が2~3日でめまぐるしく回復されます。
夏は祭りの出店や屋外でのバーベキューなど肉食の機会が多いことから、大便連鎖球菌などの食中毒も重なると、症状は更に複雑化します。熱中症対策ばかりが叫ばれますが、これらの流行病対策も必至です。罹患された方は充分に養生してください。
2018年08月07日 05:54