不妊症でお悩みの方へ
我が国の出生率は年々下降しており、その背景には、未婚率の上昇、働き方や生活、価値観の変化、将来不安など、これまでの時代とは違った現代社会ならではの問題が色濃く反映しているようです。出生率の低下には、少なからず不妊症の増加も影響しているようです。不妊症とされる方の人数(世帯数)や、産婦人科での不妊治療を受診している正確な患者数は定かではありませんが、厚生労働省の最新の発表によると、体外受精の実施例は24万2161人、うち、体外受精による出生数は、2万8945人とされています。不妊症の明確な原因は解明されていませんが、多嚢胞性卵巣症候群や子宮内膜症、生理不順などの婦人科系の症状を抱える方が少なくない現状を鑑みるに、それらの症状が不妊に影響を及ぼしていると考えるのが自然でしょうが、必ずしもそれだけが原因とも言い切れず、そういった意味に於ては不妊は近代医療が抱える難題の一つであることは確かなようです。
当院には不妊症で悩む方が多く来院され、毎年嬉しい報告を受けます。現在、重度の子宮筋腫を乗り越え、来月末に出産を控えている受療者もいます。当院の施術を受けてめでたく懐妊される方はご夫婦で受療されているケースが殆どです。不妊症は男性側に問題がないとも限らず、そういった意味に於いて不妊症は決して女性だけの悩みではありません。是非ご夫婦でご相談ください。
2017年09月30日 05:18