反響の一端
先日更新した「当院に寄せられた相談について」の記事の内容について、反響の一端をご紹介します。重い産後腰痛に悩まされていた行方市在住の女性は、カイロプラクターに言われるがまま数十回も施術に通わされ、結局、腰痛が改善されることはなく、最終的に「何かストレスがあるのではないか?ストレスの原因が解決しないことには腰痛が改善されることはない」と、とんでもないことを言われたそうです。
「四十肩の激痛で肩が上がらなくなった主人は『施術と布団(マットレス)の相乗効果で肩の痛みは改善する。布団(マットレス)を購入すれば施術料金が割引になる』と、数十万円もする寝具を執拗に勧められて購入したものの、結局、症状が改善されることはなかった」と、嘆いていました。
女性はその後、某Jリーグ球団が運営するスポーツクリニックの整形外科を受診しましたが、そこの医師からは「気のせい」と、信じられないような診断をされ、「誰もこの苦しみを分かってくれないのか」と、絶望に陥っていたそうです。尚、女性の腰痛は当院の施術によって劇的に改善し、性格まで明るくなってきました。
彼女の腰痛の原因は、カイロプラクターが言うような“ストレス”のせいでもなければ、医師が診断した“気のせい”でもありませんでした。ちなみに、ご主人の四十肩については一度の施術で痛みが消失し、腕が上がるまでに。マットレスが如何に無意味であるかという何よりの証明になったことと思います。
現代社会に於いてストレスが無いという人はまずいません。自身の手に負えない症状をストレスという見えない現象のせいにしたり、或いは無意味な高額物品を販売するなど、まともな手技療法家の姿勢とは到底思えません。姿勢のスペシャリストを自称する前に、手技療法家としての自身の姿勢を矯正したらどうでしょうか。また、苦しむ患者に寄り添うことなく、ろくな問診すらせず、平気で“気のせい”と言ってのける医師の医療人としての倫理観についても、大いに疑問視せざるを得ません。
何度も申しますが、施術の効果を維持するといった口実で、マットレスや布団、枕、骨盤を補正するという下着(ガードル)、サプリメントなどの高額な物品を勧める施術所はインチキです。技術も知識もない手技療法家のフリをした販売業者の販売手法です。施術に託つけて悩んでいる患者に物品を売り付ける手口は卑劣以外のなにものでもありません。。腰痛や肩こり、或いは骨格の歪みがサプリメントや布団で改善されることは断じてありません。玉石混交の昨今、冷静な正邪の判断が求められます。
日本カイロプラクティック機構「カイロ商法全国救済友の会」
http://www.jco.or.jp/tomonokai/tomo01.htm
2016年03月23日 08:10