腰痛と食中毒
7月からの連日連夜の猛暑は一体何だったのかと思う位に涼しくなってきました。もう夏も終わりです。私はというと、今年の夏は、夏期研修会、親族の葬儀、その他諸々の所用の為、毎年恒例のホテルバーベキューやビアガーデンなどの夏ならではのイベントを楽しむ機会を逸したまま夏が終わってしまったような気がします。
歌は世につれ世は歌につれとは申しますが、夏は短い。猛暑の襲来で酷な生活を強いられたのも、終わってしまえばほんの束の間の出来事でした。
そして、この夏に圧倒的に多かった症状が、大便連鎖球菌が関連する腰痛や首の痛み、頭痛でした。充分な熱処理のされていない肉や魚などを摂取することによって引き起こされる食中毒症状です。
食中毒は、嘔吐や下痢、発熱などの症状だけではありません。腰痛などの脊椎の症状や頭痛といった形で現れることもあります。抗生剤などを服用したところでその場しのぎにしかならず、後後まで難治性腰痛などの原因となって苦しむことになりかねません。
涼しくなったとはいえ、まだまだ食中毒については充分な注意が必要です。少しでも「変だな…」と感じたら、いち早く受療してください。考えすぎ、気のせい、ということはありません。どうかその繊細な感覚を大切にしてください。その鋭い感覚が、真の健康体を構築します。
今月もお元気でお過ごしください。皆さんの真の健康を御祈念しつつ、ご来院をお待ち致しております。
2015年09月01日 06:16