夏期臨床錬成セミナー
8月1日(土)~2日(日)の2日間に渡り、律動法研究会夏期臨床錬成セミナーに参加してきました。 生体の神秘には凡そ並みの感覚では計り知れぬものがあり、我々手技療法家は、生体是則生命に触れるという崇高な行為に対して真摯な姿勢と研ぎ澄まされた鋭い感性を持って臨む必要があるということを、偉大な師である律動法創始者・茂木昭先生の並々ならぬ心血の思いから学びました。 また、究極の治療とは生体に触れぬ治療てあること、その領域に到達するまでの治療プロセスについては、爾前権経と実経、いわゆる本門と迹門の相対性を説いた仏教哲学に相通じ、これこそが名実共に「手技療法の最高峰」たる謂れであると改めて奥深い底知れぬ深淵な世界を確信した貴重な経験と感動続きの大変有意義な2日間となりました。 今回のセミナーでより深いレベルの技術を身に付けることができたということを単なる自己満足で終わらせることなく、生きた技術としてフル活用し、様々な症状に悩み苦しんでいる人々の絶望を希望に変革させる為の確固たる技術と哲学を兼備した手技療法家としての使命と責任を自覚し、改めて身の引き締まる立志の精神を強固にすることが出来ました。 厳しい言葉の裏に絶大な慈愛が満ち溢れる偉大なる師、その師からお墨付きを頂いている超一流の認定講師の先生方、徹底して真実を求める前向きで謙虚な先輩方、この宿縁深厚なる出会いに万感胸に迫る思いであります。―合掌―
2015年08月08日 06:09