既成観念
現在の調整法に切り替えて以来、様々な症状を通して生体機能の奥深さを実感させられる日々を送っています。そんな中で、どうやら当院の施術も徐々に認知度が上がりつつあるようで、おかげ様で最近は難しい症状の来院が増えてきました。その反面で、「もっと早く来ていればよかった…」という声を聞く度に、「痛み=悪」或いは「症状=異常」といった、これまで何の疑いもなく常識とされてきた既成観念の根深さを痛感せずにはいられません。最近は眼科疾患に悩む方が多く来院するようになりましたが、全員が御多分に漏れず症状が劇的に改善しています。目(視覚神経)の症状は、脳の症状であり、頭蓋骨の症状でもあります。現在の医療では、目は眼科、脳は脳神経外科、頭蓋骨は整形外科、というように、それぞれ個別の症状として分けて考えますが、これこそが既成観念の典型であり、回復しない理由の一端にもなっています。目なら目を身体のパーツとして捉えるだけではなく、身体全体の繋がりとして捉えることによって、原因と結果の因果関係が明るみになります。そして、それらを正しく検査をした上で全体の調和を取ることにより、真の回復力が湧現します。
私自身も、学んだことを基本に忠実に日々実践していくうちに生体の回復力の偉大さを日々肌で実感するようになり、感動と感謝の毎日です。
真の回復力を引き出す調整法こそ、長年私が求め望んでいた究極。いくら耳触りのいい言葉や文章を羅列したところで、結果が伴わなければ何の意味もありません。結果が出ない手技はインチキです。このような厳しい言葉は、外部へ向けているだけではなく、自らに向けた自戒でもあります。既成観念を徹底的に払拭すべく、どこまでも自分に厳しく、寸分の妥協もせず、確実な結果をもって真実を証明して参ります。
2015年08月21日 06:13