アクシデント
一昨日の柔道稽古中、ちょっとした不注意で右膝を痛めてしまいました。施術家といえども、現役で柔道を続ける限り怪我はある程度は仕方ないことです。大事なことは、怪我に負けない精神です。これは、怪我でなくても当てはまることで、人間はちょっと体調不良になると不安に苛まれて心まで荒み、弱気になってしまいます。そんなことでは回復力は充分に発揮できません。自信の回復力に任せ、回復の邪魔をしないようにしていれば必ず良くなります。さて、私の右膝の症状は、翌朝は激痛で伸ばすことも曲げることも出来ず、歩行はおろか、階段の昇降、車の乗り降り、トイレなど、日常生活に大いに支障をきたしました。出勤後に自己調整をし、筋肉反射テストにて前十字靭帯、内側半月板後方回旋、膝蓋骨下垂の異常を検出。その後、いつも通り来院者の施術をしながら回復を待ちました。皆さん、足を引きずる私の痛々しい姿に驚かれているようでしたが、私自身が身を持って回復力を証明することをしかとご覧いただきたいところです。昨日は就寝前まで痛みがありましたが、今朝になって痛みが半減。右股関節に張りが出てきたものの、昼過ぎ辺りから痛みが一気に引いてきました。試しにヒンズースクワットを50回やってみましたが、痛みはありません。この調子だと、明晩にはいつも通り柔道稽古に参加できそうです。
膝の痛みで来院される方が増えています。初めて膝を痛めてみて、鋭い痛みの辛さがよく分かりました。しっかりと回復力を引き出し、痛みで動かない膝関節を無理のない程度に動かし続け、関節の可動範囲が狭まらないようにして回復の道筋を作ったことが早期回復に繋がったのです。スポーツ選手の故障が長引くのは、殆どの場合が間違ったケアのせいです。スポーツ障害で苦しんでいる方は、これまでのケアの内容を今一度振り返ってみてください。単純なアイシングやパルス、マッサージなどに終始していませんでしたか?
2015年05月21日 05:37