生涯現役の誓願
東京・文京区の講道館にて開催された全国柔道高段者大会 五段の部へ出場して参りました。今年で4年連続4度目の出場となりました。全国柔道高段者大会とは、講道館柔道創始者である故・嘉納治五郎先生の命日である毎年4月28日に、全国各地から段位が五段以上の高段者が一堂に会して開催される由緒ある大会です。この大会へ出場することを長く目標としてきただけに、感慨一入です。 肝心の試合結果は、半勝半負の引き分け。先週末に頸部を痛めた為、自ら自己調整を施しながらコンディションを作って臨んだ為、試合結果には不満は残ったものの、最後まで息一つ乱れず、終始小気味よく動き回ることができたと思います。今回の結果をもって更に来年に向かって明確な目標を持つことができたこと、また、我が身を持って回復力の確固たる効果が証明できたことに感謝します。 ところで、今朝の朝日新聞デジタルに「亡き妻へ『9段になって報告』90歳柔道家が大会出場」と、八段の部で今大会最年長選手にして講道館柔道史上最多53回目の出場となった松村茂也先生の記事が掲載されていました。松村先生とは面識はありませんが、松村先生は私が最も尊敬する柔道家の一人です。憧れの聖地・講道館大道場で、究極の生涯柔道実践者である松村先生と同じ畳に上がれたことを光栄に思うと同時に、私自身、例え細々であったとしても、命の限り柔道を続けて参りたいと強く決意致しました。
2015年04月29日 05:16