痛みの意味
先日、私の母親が買物先の店のフロアマットで足を滑らせ、左足関節(足首)を捻り、左足を引きずりながらやってきました。筋肉反射テストで、左足ショパール関節(距踵舟関節側)、腓骨外果骨、リスフラン関節、踵腓靭帯より異常を検出。更に、左内則半月板外旋、左膝蓋骨外旋、右舟状骨の反応を確認し、調整。施術後は、歩行可能なまでに回復するも、痛みに関しては然程変化が見られませんでした。今朝方、経過を訊ねると、一昨夜(施術当日)は痛みが強く発症して辛かったものの、起床時には痛みはほぼ治まり、今朝の時点で痛みは完全に消失したとのことでした。施術当日の痛みは非常に辛かったものの、「この痛みはきっと回復する為に起きているものだろう」と思い、我慢したそうです。日頃から「痛みの意味」について言い聞かせてきただけのことはあります。母親は、私の施術によってメニエール病を克服し、激しい耳鳴り、めまい、頭痛などのメニエール病特有の症状が解消された実体験から、自身の回復力を充分理解し且つ信頼しています。これこそが真の回復であり、回復する人と回復しない人の差です。脳の指令である痛みの意味を理解し、邪魔をせずに回復力を引き出せば、このように劇的な回復も珍しくありません。
ところで、私の昨日痛めた右頸部の症状ですが、昨夜半頃から右股関節から右坐骨付近にかけて若干の張りが発症したものの、今朝の時点で股関節と坐骨の張りは消失。胸鎖乳突筋上部に若干の張りが残っている程度で、強い肩こりは解消されています。痛みに逆らわずに受け入れるということは決して難しいことではありません。マッサージや薬品を常識とする世の風潮によって、それらに依存しているだけです。
あらゆる症状の原因は自身の生体にあります。回復力も自身の生体にあるものです。生体以外のところへ結果だけを求めても何の解決にもなりません。人間の体は、元々自力で治すように出来ています。ちなみに、私の母親は病院が大嫌いで、どんなに体調が悪くても殆ど病院へ行ったことがありません。あらゆる症状で苦しんでいる皆さん、病院医療にとらわれず、真の健康と真の回復について再考してみてはいかがでしょうか。
2015年04月24日 05:15