自己施術
今朝5時30分、起床して1時間が経過した頃、右頸部(首)に軽い疼痛が発症。徐々に痛みが強くなり、出勤した時には既に頸部が動かなくなり、左頸椎下部(C5~6付近)、右上腕二等筋停止部、回外筋付近に強い張りが発症してきました。これは生体機能現象として発症しているものです。痛みなどの刺激は不快ではありますが、マッサージや回旋矯正、湿布薬、鎮痛剤などで回復を阻害せず、人間が本来持つ治癒力に働きかけた上で冷静に回復を待つことが完治の鉄則です。
私は、これまでの長い柔道競技生活で幾度となく怪我をしてきました。特に頸椎の怪我に関しては、日常生活に支障をきたすばかりでなく、身障者認定を受ける寸前までの重症でした。この経験が自身が手技療法の世界に身を置くきっかけともなりました。
筋肉反射テストで右頸椎の異常を検出後、自己調整を施して様子を見ることに。しばらくすると、右肩に筋肉痛のような強いこりと痛みが発症。これは症状が悪化したのではなく、回復に伴って知覚神経が正常に作用することで起きる現象です。ここで症状に負けては元も子もありません。その間に数名の施術をし、一段落着いた11時30分頃、可動をチェックすると、右回旋が可能に。更に、上腕部の痛みが消失し、右肩の痛みも半減してきました。
これ程までに人間本来のメカニズムを明確に解き明かした手技療法、これ程までに理に適った手技療法はありません。改めて人間本来の回復力の偉大さを体感する恰好の機会でした。心から症状に感謝致します。
2015年04月23日 05:14