回復する人、回復しない人
腰痛と一口に言っても、軽度の疲労性腰痛から長年の重い腰痛まで様々あります。痛み方や痛みの度合い、痛みの頻度などには当然個人差がありますが、同じような症状でも、人によってすぐに回復する人とそうでない人とでは大きな差があります。回復する人となかなか回復しない人の大きな違いは、愚痴るか愚痴らないか。「まだ痛い」「まだ治らない」「なぜ治らないのか」という不満の声をよくよく聞いてみると、まるで他人事です。今ある症状の原因が自分の体以外のところにあるものと思っている為、回復しません。
痛みは、症状を回復させる為に脳によって引き起こされている生体機能現象であり、すべて意味のあることです。回復する為に痛みが必要な時もあります。すべては治癒機能を最大限に引き出す為に必要な働きなのです。愚痴を言っても回復はしません。繊細な体の変化をじっくりと観察することによって、回復が実感できます。回復する人は、これらを理解した上で実践している人です。
2015年04月11日 05:09