原因不明の突発性言語障害の症例
香取市在住の30代女性。喉の強い痛みにより受療。抗原検査(−)。舌根の腫れが著しく、舌根沈下の違和感と痛みで豆腐が喉を通らない程の激痛を伴う嚥下障害と呂律困難な言語障害を起こしていました。右舌症候。右顔面神経、右大脳皮質、右全脳、右脳神経、右副鼻腔、篩骨洞、上咽頭、脳幹、両肺右耳下腺、全肺、全胸膜、全脊椎よりアデノウイルス反応(＋)。上咽頭から脳幹下部、延髄へと辿り、右舌咽神経前左旋転位にて腰椎５番後左旋の調整。施術後より舌根沈下の症状が半減し、翌朝には舌根の痛みや腫れがほぼ消失。翌日、２度目の施術。主訴は右側頭部の頭痛。上咽頭から右耳管咽頭口、椎骨動脈から中大脳動脈を経由して右側頭葉へアデノウイルス反応(＋)。上咽頭前左旋転位にて腰椎５番後左旋の調整。昼過ぎには普通食が食べられるまでに回復しました。
当院の施術は治癒力を探す作業です。症状の原因を深く追求した結果、著効が発揮されたのであって、端から症状の消失を目的とした訳ではありません。症状の消失を目指すのではなく、症状の意味するところを深く理解した先に活路が見出されるのです。発熱すれば解熱剤、咳とみれば咳止め、臭いものに蓋をするその場しのぎの治療では本当の治癒とはいえません。医療崩壊など医療の限界が囁かれる昨今。言いたいことは沢山ありますが、持論を述べることすら憚られるコロナ禍に於いて、当院では引き続き限界を突破する高度な施術に取り組んで参ります。
2023年01月13日 08:43
