続 カニンヘンダックスフンドの強い口臭症状の症例
10月下旬の初回受療後、一度は落ち着いたものの11月初旬より更に口臭がキツくなってきたとのこと。前々回の施術より全頸椎と顎関節の転位の反応。顔面に微かな腫れが見受けられます。筋肉反射テストによる詳細な検査で顎骨の微細損傷を確認。更に左後臼歯1番と右前臼歯2番、3番の歯根部より抗生剤の影響と思われるMRSAの反応を検出。どうやら歯根破折により歯根膿胞となっているようでした。更に、両肺前部後葉、後部前葉後葉、心臓、肝臓、胃、大腸までの全消化器から抗生剤の副反応。門脈の圧迫による狭窄。これらを腰椎7番左回旋転位にて律動調整。
施術より数日間は化膿が進行してか今一つ元気がなかったそうですが、暫くすると突然左後臼歯が抜けたとのこと。やはり歯根破折による歯根膿胞であったようです。現在は口臭はあるものの、とにかく元気で仕方がないとのことでした。恐らく滑って顔面を強打した時に下顎骨を損傷して歯根破折となり、そこから悪化して歯根膿胞を発症したのではないでしょうか。もの言えぬ動物だからこそ、正確な筋肉反射テストが要求されます。引き続き施術を継続して参ります。
2022年12月16日 13:36