流行性感冒症の原因を追究する
4月に新型コロナウイルスの変異種であるオミクロン株の流行があり、それ以降すべての感冒症状はオミクロン株によるものとされてきました。当院では、6月初旬より筋肉反射テストを駆使した上で感冒症状について徹底検証を実施。その結果、感冒症状のあるほぼすべての有症者よりアデノウイルスを検出するに至りました。6月頃からの感冒症状についてはオミクロン株ではなく、アデノウイルスによるものであると断定しても差し支えない結果です。現に発熱症状はせいぜい2日程度で治まり、症状は鼻づまりや痰のみで肺炎症状は皆無でありました。そして、先月辺りからそれらの症状は咳が長く続く症状へと変化しつつあります。検証中ではありますが、現在のところRSウイルスの検出が多く見受けられ、アデノウイルスからRSウイルスへと変化しつつあるように思えます。特に乳幼児の感染が多く、これらに免疫の少ない乳幼児ほど咳の症状が顕著です。咳症状からコロナウイルスと混同されるような誤診が起きないことを切に願うばかりです。医療法規上、また、コロナ騒動以降のヒステリックな昨今の社会風潮を鑑み、これ以上の事柄については割愛させていただきます。
2022年10月26日 19:19