スマートウオッチの弊害
先日、2年程前から原因不明の耳鳴りと目眩に悩まされているという40代女性が来院されました。詳細について尋ねると、通勤時から帰宅するまでの間が特に症状が気になるとのことでした。筋肉反射テストで脳を調べていくと、全体的に収縮の反応があり、そのせいで呼吸も浅くなっていました。詳細については割愛しますが、調整後には呼吸が深くなり、視界も明るくなったとのことでした。ところが、数日経つと再び同じような症状が発症するとのことで、再度、受療。他に要因があるような気がしたので、日常生活の習慣等について詳細に尋ねると、健康意識はそれなりに高く毎日のウオーキングや血圧測定などを欠かさないといいます。それを聞き、日頃使用しているスマートウオッチの使用を中止するよう提案しました。すると、耳鳴りや目眩はたちどころに解消されていきました。思い返すと、体調不良はスマートウオッチを使用するようになってから発症しだしたようです。健康を管理する為にも使用されることのある便利な機器のようですが、どうやら健康に対する弊害も少なからずあるようです。
2022年01月14日 07:12